11 6月

職場探しに価値観は重要

医療の現場には様々な価値観を持っている人が多いものの、職場によって方針が定められているのが一般的です。働いていて自分の価値観や判断が通用するかどうかは、現場の方針に合っているかどうかが重要になります。経営方針や上司の考え方は大きな影響を与えるものであり、職場を選ぶ際には参考にしましょう。

現場の環境にうまく順応していくためには、看護に対する価値観をよく考えておくことが欠かせません。自分の考えが現場に合っているときには、その職場が自分にとって合っていると感じられるはずですが、もし自分の価値観が通用しないと感じたら、転職を行うのも一つの手です。看護師は転職の市場で需要が高いので、比較的新しい職場を見つけやすいと言えます。病院で働いていた看護師がクリニックに転職したり、業界を跨いで介護職に就いたりすることも珍しくなく、自分に合った職場を探すことは大事です。業界内でも転職はよくあることで、自分の価値観に合っている経営方針の職場を探すために何度も転職を繰り返す人も増えています。それでもなお採用してもらえる状況が看護業界の特徴なので、思い切った選択も時には良いのではないでしょうか。

実際に現場での看護に対する価値観が合っているかどうかは働いてみなければわかりません。しかし、その点を理解している看護師は増えているので、転職に踏み切って、自分の価値観に合った働きやすい職場を探すのは良い方法です。

7 6月

価値観をすり合わせる能力の必要性

基本的な職務の一つとして看護師に求められているのが、同僚や患者へのサポートです。現場で一緒に働くスタッフに加えて、患者や高齢者に対して必要とするサポートを行うのも大切な業務と言えます。その際、相手に合わせたサポートを行うのが重要であり、相手の価値観を理解してうまくすり合わせができる能力が看護師にとって必須です。

しかし、現実的には自分の考え方を相手に合わせるのは難しいことが多く、それがストレスになってしまう人も多いでしょう。すり合わせの仕方をわきまえているかどうかが重要になります。ただ相手に合わせようという意識を持つのではなく、相手を受け入れる気持ちを持つのがポイントです。その姿勢を持つことができると、誰にでもソフトに応対することができ、自然なコミュニケーションを取れるようになります。しかし一方で、患者に対する指導を行ったり、他のスタッフに自分の意見を述べることも大切なので、様々な考えを持つ人の中でも、自分の価値観を主張することの必要性を知ることは重要になるでしょう。

そして、自分の意見をきちんと受け入れてもらうためには、信頼が欠かせません。患者や同僚との間で信頼関係が築かれていると、自分の考え方とは異なる意見を持っている人ともトラブルになるようなことは起きないからです。また、意見の相違点を埋めるための歩み寄りも行ってくれることが多くなります。看護師としての職務を全うするためには、信頼される人材になり、意見のすり合わせを行ったり、ときには自分の意見も主張することが必要です。